公開日:2020年7月21日
2020年7月15日(水)にさいとぴあ(福岡市西部地域交流センター)で「第1回まちづくりスクール」を開催しました。
このイベントは、「アーバンデザイン会議九大(UDCQ ※)」の主催、福岡市西区役所の共催、ふくおか共創プロジェクトの協力により開催するもので、今回が初開催となります。
※学術研究都市構想に掲げる「知・住・悠の舞台となる快適空間の形成」を支援することを目的として、九州大学キャンパス計画室とOPACKで共同運営する団体。
九大の教員や学生、地域の事業者の方などを講師とし、これまで地域で取り組んで来たまちづくり活動を紹介してもらうことで、スクール参加者がまちづくり活動の意義や楽しさを共有する、さらにはこのイベントをきっかけにして仲間をつくり、その仲間とともにまちづくり活動の実践につなげることを目的としています。
初開催となる今回は、オフライン(さいとぴあ)とオンライン(ZOOM)を併用したハイブリットセミナーとして開催しました。
セミナーは、「九大学研都市におけるまちづくりに関する講演」と「まちづくりに関する取組事例の紹介及びパネルディスカッション」の二部構成で実施。
「九大学研都市におけるまちづくりに関する講演」では、OPACK事務局次長の横内正明より「九州大学学術研究都市づくりについて」、九州大学キャンパス計画室副室長の坂井猛教授より「九州大学におけるまちづくりのとりくみ-これまでとこれから-」と題して講演しました。
「まちづくりに関する取組事例の紹介及びパネルディスカッション」では、九州大学大学院人間環境学研究院の黒瀬武史准教授から「まちづくりと学生」と題し、福岡市中央区大名において検討している「道路占有したテラス空間の創出」の事例や静岡市清水港の有休倉庫で実施した地元住民の文化祭「ミナトブンカサイ」等の事例について紹介いただきました。
九州大学大学院システム生命科学府の大学院生須藤竜之介さんからは、「伝統工芸振興アイドルmonpersを通した地域おこしへの挑戦」と題し、高知県いの町における土佐和紙を舞台芸術に活用する「washi+」の事例や久留米絣をプロモーションするアイドルユニットmonpersの活動事例等について紹介いただきました。
ふくおか共創プロジェクトの池田祐介共創コネクターからは、「ふくおか共創プロジェクト」と題し、福岡市博多区大浜地区において地域の若手と専門学校が協力して実施した「みんなの大浜まつり」や福岡市西区西都校区で実施した「西都校区 山ノ鼻古墳灯明まつり」について紹介いただきました。
事例紹介後のパネルディスカッションでは、九州大学持続可能な社会のための決断科学センターの高尾忠志特任准教授の司会のもと、参加者からの質問にパネリストが答えながら進行しました。
終了後のアンケートでは、8割を超える参加者から「満足」という評価をいただきました。
イベントの参加者からは、
・大学と地域が一緒にまちづくりを行っていきたいという積極的な姿勢が見れた。
・話がわかりやすくてよかった。今後どのように進んで行くか気になります。
・前向きお話が伺えた事と、同じような事を考えて過ごしている方達が
いらっしゃるのだと知れて、とても有意義な時間となりました。
・若い人がいろんなことにチャレンジしている実例に触れられて、将来に
希望が持てた。
などと言った声が寄せられ、盛会のうちに終了しました。
次回は、9月10日(木)の開催を予定。多くの方のご参加をお待ちしております。