公開日:2020年10月20日
10月19日(月)、OPACK主催イベント『グラフィックレコーディング講座』が元岡OpenSalonで開催されました。講師は福岡女子大学社会人学び直しプログラム コーディネーターの岸智子先生。
グラフィックレコーディング(通称グラレコ)とは、セミナーやシンポジウムなどの登壇者の話や会議での議論の様子を、文字だけではなく図や絵を用いてリアルタイムに可視化する手法のことです。文字だけではなく、図や絵,色を使って描かれているため、従来の文字が中心の議事録やノートとは見た目がかなり異なります。文章も堅苦しくなく、話し言葉で描かれているものも多いです。グラフィックレコーディングの特徴は会議や講演の場でどのような発言があったのか、その言葉はどんな背景(発言者の思いや気持ち)を持って発せられたのかなど、その場で起きていること、すなわち「プロセス」が記録されます。
講座では「残したいものを楽しく描く」ことを意識して、スケッチブックに向かってペンを動かしました。「絵が苦手、絵心がない、字が汚い」はNGワード。グラレコは自分のための記録なので、上手に描く必要も正解やルールもありません。その場で起きたこと、自分の気持ちが動いたこと、印象に残ったことを、感じたままに自由に素直に描いていきます。線や形、顔の描き方のコツを習った後、イラストを選んで描いて自己紹介。なぜそのイラストを選んだのか等話しながら盛り上がります。先生の話を聞いての実践では、受け取る人によって描くものやまとめ方が違ったりして、興味深かったです。描き方のポイントが散りばめられた90分の講座、あっという間の楽しい時間でした。
参加者は、大学生・大学院生(留学生含む)8名、社会人6名(うちスタッフ2名)の14名。各テーブルに学生と社会人が入っており、「それいいですね!そんな描き方があったんだ!」など和気あいあいとよい雰囲気でした。
大学以外で学生や社会人が気軽に参加でき、交流できた講座でした。
わくわく記録帳
医学書院 グラフィックレコーディングのはじめかた《全10回シリーズ》
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03350_05