公開日:2021年3月31日
研究施設が続々と整備されるなど、着実にまちづくりが進んでいる九州大学及び九州大学学術研究都市の現状をご理解いただき、九州大学における人材輩出や地域社会に対する経済効果、影響力やポテンシャルについての魅力を感じていただくことで、産学の更なる関係を構築、強固なものとすることを目的として開催いたしました。
OPACK理事長の貫正義の挨拶の後、基調講演では、九州大学総長 石橋達朗様より「九州大学の目指す姿」についてご講演いただきました。九州大学の研究力と社会展開に関する最前線の研究・産学官連携、九州大学の今後目指す姿及び将来構想についてご紹介いただきました。
次に、OPACK事務局長 刈茅初支より九州大学学術研究都市の紹介をいたしました。
その後、3名の方にそれぞれのお立場から、九州大学の現状と課題、提言についてご講演いただきました。
一般社団法人九州経済連合会会長 麻生泰様からは、「産学連携で高めるローカルアドバンテージ」の演題で次世代が明るい可能性を感じる地方創生モデルの形成に向け、産学が協働で進めている価値共創への動き、九経連が描く地域の将来像についてご紹介いただきました。
九州大学 副理事・経済学研究院教授 髙田仁様からは、「大学発の科学技術にもとづく事業創造に向けて」と題し、ビジネス・スクールやアントレプレナーシップ・センター、学術研究・産学官連携本部、学内各部局が連携した大学発技術による事業創造と地域エコシステム形成に向けた取組みをご紹介いただきました。
西日本新聞社 代表取締役社長 柴田建哉様からは、「九大学研都市への期待」と題し、九州大学が福岡の地に誘致されるに至った明治時代から現在の伊都キャンパスへの全面移転完了という新たなステージまでの歴史、地域づくりの観点から九大学研都市に期待される役割は何か、九大と福岡の発展を見つめ続けてきた地元紙・西日本新聞ならではの視点でご提言いただきました。
終了後のアンケートでは、
・産学両面からの連携・商業化の課題や道筋についての話が興味深かった
・福祉に配慮した多様性あふれる地域づくりへの貢献に期待する
・九大のシーズと実用化の産学連携組織による発展性に関心を持った
・日本の国際競争力の低下と大学連携の必要性を再認識する機会となった
・九州大学のアントレプレナー教育について興味を持った
・未来のモビリティの実装やAiを活用した、近未来が感じられる実験都市を
作ってほしい
などのご意見をいただきました。
今回の「九州大学学術研究都市フォーラム」で学研都市のまちづくりや九州大学の目指す姿、地域・企業の期待などを発信することにより、参加企業の皆様に九州大学及び九大学研都市を身近に感じてもらえたのではないかと思われます。各講演者の方々のご提言ならびに皆様から頂戴したアンケートの結果をふまえ、OPACKの活動への関心や期待など分析・把握し、今後の大学・企業・地域との更なる連携につながる企画を検討してまいります。
次回企画が決まりましたら、改めてご案内いたしますので、是非ご参加ください。
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