公益財団法人九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)

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「九州大学学術研究都市」セミナーin東京2019 開催報告

2020年1月27日

  •  2019年11月20日(水)、「九州大学学術研究都市」セミナーを品川プリンスホテルにおいて開催しました。

     本セミナーでは、「九州大学発ベンチャー・起業から展開するイノベーション」をテーマに、オープンイノベーションにつながる九州大学の研究シーズやベンチャーへの展開実績とともに、伊都キャンパスの統合移転が完了し、新たなフェーズを迎えた九州大学学術研究都市の最新情報を紹介しました。

     セミナーには120名の参加、その後の交流会には70名の参加をいただき、今後の展開など意見交換や技術交流が行われ、盛会のうちに終了しました。

     

◆本セミナーの内容

 冒頭に、九州電力の相談役であり、当機構の理事長である貫 正義より、九州大学学術研究都市のめざす方向と当機構の役割をお話ししました。具体的な活動について、産学連携主幹の本田一郎より、当都市の産学連携施設や活用可能な用地について、実績も踏まえて紹介しました。また、九州大学の安浦寛人理事・副学長より、スマートモビリティをはじめ産学連携で取り組む実証実験などを事例に、九州大学の将来への決意をこめた「伊都キャンパス宣言」を紹介しました。

 

 講演では、ソニー株式会社の上田康弘主席技監より「日本企業の現状認識と大学発ベンチャーへの期待」と題し、日本企業の立ち位置や未来について、海外と比較しながら紹介していただくとともに、Wowな未来に不可欠な先端技術開発に向けたベンチャーへの期待を講演していただきました。

 

 九州大学発ベンチャー・起業の発表については、後藤雅宏主幹教授より「大学発ベンチャー創出の魅力と課題-注射不要のワクチン開発を例として」、中村崇裕准教授より「PPR蛋白質を利用したDNA/RNA編集技術の開発」、株式会社サイフューズ 秋枝静香代表取締役より「細胞から希望をつくる~新しい医療・産業の創出、再生医療への取り組みを通じて~」と題し、講演していただきました。

 

 続いて、九州大学の取組みとして、学術研究・産学官連携本部ベンチャー創出推進グループの山内 恒グループリーダーより「九大発ベンチャー創出に向けた取組み」、同グループの熊野正樹准教授より「九州大学起業部の挑戦」を紹介していただきました。

 

◆セミナー参加者からいただいたご意見

 ・「大学と企業の技術交流の可能性を感じた。」(製造業)

 ・「九大ギャップファンドのシーズについて知る機会が欲しい。」(製造業)

 ・「九大発ベンチャーと投資可能性について協議したい。」(金融業)

 ・「ITやメディカルなどの分野のセミナーも開催して欲しい。」(製造業)

 ・「共同研究や人材育成など複合的に発展すれば、進出の可能性あり。」(化学工業)

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